産業・経済
2018年11月1日(木)8:58
キビ操業へ火入れ式/宮糖多良間
新工場で安全祈願
【多良間】宮古製糖(安村勇社長)多良間製糖工場は31日、今期のサトウキビ製糖操業に向けて、ボイラーの安全を祈願する「火入れ式」を新工場で行った。安村社長や伊良皆光夫村長、森山実夫議長ほか関係者が出席し、2018-19年期産の操業の安全を祈願した。操業開始は12月中旬を予定している。
火入れ式では宮古神社の神主による祈願が行われた後、安村社長がボイラーのスイッチを入れると出席者から拍手が沸いた。
安村社長は、新工場は同村から指定管理を受けて使用することを報告した上で「操業期間中は無事故、無災害、安全第一で取り組み世界一、日本一といわれる黒糖づくりに取り組んでいきたい」と決意を示した。
伊良皆村長は「製糖期間中は体に気をつけ『やはり多良間の黒糖が一番』といわれるような製品づくりに取り組んでほしい」と呼び掛けた。
来間春誠工場長によると、元来この火入れ式が操業開始。今期の原料は2万3000㌧を見込んでおり「3日前からの冷え込みで、糖度上昇が期待できる」と話した。