納期限内に納付を/県税・市町村税
今月は徴収強化月間
2018年度宮古地区県税・市町村税徴収強化月間の初日となる1日、街頭啓発活動が市内3店舗のスーパー前で行われた。開始式で県宮古事務所の稲福具実所長が月間の開始を宣言。参加した県と市の税務担当職員らが買い物客に月間をPRするチラシを配布して税の納期限内納付などに協力を呼び掛けた。
開始式はサンエーショッピングタウン宮古衣料館前で行われた。あいさつに立った宮古地区個人住民税徴収対策協議会の会長を務める長濱政治副市長は「これまで滞納者には納期限が過ぎた後に、文書や電話で催告をしてきたが、月間中は差し押さえなどの滞納処分を積極的に進めることで、税収の確保と納期内納付をしている納税者との公平性に努めたい」と語った。
稲福所長は月間の開始を宣言するとともに「滞納ゼロの島を目指してみんなで頑張ろう」と参加者に呼び掛けた。
3店舗に分かれた参加者は、11、12月が徴収強化月間であり、税の納期限を過ぎると延滞金が発生することから納期限までに納付することなどを呼び掛けるチラシとポケットティッシュを買い物客に配布した。
開始式には市のイメージキャラクター「みーや」と東保育所の4歳児22人も参加。園児たちはアトラクションとしてかわいい踊りを披露した。
県宮古事務所によると9月末時点の徴収率は、県宮古事務所が前年同月比1・3ポイント減の61・9%、宮古島市は0・2ポイント減の30・3%、多良間村は3・9ポイント増の44・7%となっている。
県税・市町村税徴収強化月間の期間は11月1日から12月28日まで。期間中、自主財源と税の公平、公正を確保することを目的に、県と県内全市町村が協働して税の徴収強化に取り組む。