宮高軽音部が県V/団体バンドで全国へ
心一つに独自のサウンド
第1回ガクアルFESTA高文連音楽コンテストがこのほど、沖縄市にあるコザミュージックタウンで行われ、団体バンドの部で宮高軽音部が優勝した。来年8月に東京で開催される全国大会に出る。副部長の與那原宝君(2年)は「絆を大切に練習し、最後は楽しく演奏できた。全国でも自分たちらしく頑張りたい」と喜びと抱負を話した。
沖縄の高校生向け進路情報誌「ガクアル」を発行するガクアルと県高校文化連盟が共催するイベント。団体バンドの部には18校がエントリーし、宮高は独自のアレンジを加えた「WAになって踊ろう」と、「オトノナルホウへ」の2曲を演奏して最高の評価を得た。
被災地への寄付など日ごろの社会貢献活動が認められ、特別賞も受賞した。
副部長の與那原君は「練習の成果が出て優勝することができた」と喜んだ。大会出場に当たっては「メンバーの中でぎくしゃくしたこともあったけど絆を大切にして乗り越えた。いろいろな人にも支えられた」と感謝の気持ちを表した。
ヴォーカルを務める2年の仲宗根夢姫(いぶき)さんは「いろいろあったけど最後はまとまって優勝することができた。このメンバーで良かったって心から思います」と振り返り、「全国大会に向かってまた頑張りたい」と意欲を見せた。
軽音部顧問の波平貢司さんは「本気だから、一生懸命だからこそぶつかることもあったと思う。そこを自分たちで乗り越えて、本番では素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた。生徒たちの成長を感じるイベントだった」とたたえた。
優勝メンバーは次の通り。
【2年】與那原宝、緑川蓮、緑川誠、友利佳恋、渡真利さくら、宮國実咲、仲宗根夢姫(いぶき)
【1年】上原愛姫(えひめ)、瑞慶山義愛(よしゅあ)、粕谷玲士、荷川取縄斗(つなと)