2189人が宮古路駆ける/エコマラソン
フルは男女とも県勢V
第9回エコアイランド宮古島マラソン(主催・宮古島市など)が4日、市陸上競技場をゴールとしたマラソンコースで行われ、フル、ハーフ、10㌔の3部門に計2189人が出場して秋の宮古路を駆け抜けた。フルの部は仲間孝大(30)=那覇市=が2時間52分54秒で総合2年連続4回目の優勝を果たした。女子は我那覇昭子(45)=那覇市=が3時間45分34秒で2年ぶり2度目の栄冠をつかんだ。ハーフの部男子は宮古島出身の与那嶺恭兵(31)=浦添市=、女子は西岡真紀(26)=和歌山県=がそれぞれ優勝した。3部門の完走者は計1975人、完走率は90・22%だった。
この日の天気は晴れ。最高気温が27・6度(午後1時35分)にまで上昇するなど、強い日差しと高い湿度が選手らを苦しめた。
フルの部には712人が出場し、市陸上競技場を発着点に伊良部と来間の大橋を渡るコースを走り、610人が完走を果たした。
総合優勝した仲間は、序盤からトップに立つと、最後まで独走。他の追随を許さなかった。女子の部を制した我那覇は、35㌔地点で先頭をとらえると、そのまま抜き去って優勝を飾った。
ハーフは市陸上競技場を出発し、伊良部大橋を渡り折り返すコース。960人が出場し877人が完走した。男子優勝の与那嶺は1時間21分56秒、女子の西岡は1時間30分43秒の記録でゴールテープを切った。
伊良部島を出発する10㌔の部には517人が出場し、488人がゴールした。男子優勝は杉山時之(21)=千葉県=が38分27秒、女子は五十嵐真美(52)=茨城県=が50分55秒でそれぞれ制した。
開会式で大会長の下地敏彦市長は「心地良い海風を感じ、橋からの素晴らしい景色・自然を満喫しながらゴールを目指していただきたい」と呼び掛けた。2018ミス・ユニバース沖縄グランプリの木村梨菜さん(21)=宮古島市出身=がスターターを務め、大会に花を添えた。
レース後は、市総合体育館で表彰式とふれあいパーティーが行われ、出場選手が健闘をたたえ合った。