11/23
2024
Sat
旧暦:10月22日 先勝 庚 小雪
教育・文化 社会・全般
2018年11月6日(火)8:56

素早い行動が命救う/多良間

大津波想定し避難訓練


園児たちを抱いたり手を引いたりして安全な場所に移動する生徒たち=5日、多良間中正門前

園児たちを抱いたり手を引いたりして安全な場所に移動する生徒たち=5日、多良間中正門前

 【多良間】大規模な地震と津波を想定した訓練が5日、村内で行われた。参加した生徒や園児たちは、教諭らの指示を受けて安全な場所に避難した。参加者らは訓練を通して、地震が発生した時には、素早く安全な場所へ移動することが多くの命を救うことになることを確認した。

 訓練は全島では午前10時から、中学校では午前11時からそれぞれ震度6強の大地震が沖縄近海を震源に発生したことを想定し実施した。

 中学校では、全校生徒と保育所の園児が参加。地震を知らせるJアラート(全国瞬時警報システム)がスピーカーから流れる中、第1避場所に指定されている同校正門前に移動した。

 この後、「大津波警報」の発令を聞いた生徒たちは、園児を抱いたり、手を引いたりして校舎2階の安全な場所に避難した。

 訓練後、松本尚校長は「地震発生から安全な場所への避難に約8分かかった。もしもの場合には何が起こるから分からない。もっと素早く行動できるようにしよう」と呼び掛けた。

 事前学習では、1771年4月24日午前8時ごろ、石垣島南東約40キロで発生したマグニチュード7・4の大地震によって引き起こされた「明和の大津波」の歴史を学び、日ごろからの備えが重要であることを再認識した。

 この訓練は、地震や津波など予測できない災害に備え、自ら命を守り抜くために主体的に行動する態度を育成するための防災教育の一環として実施された。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!