上期の人身事故108件/18年宮古島署管内
レンタカーが大幅増加
宮古島署(前花勝彦署長)は2日、管内の2018年上半期(9月末、速報値)までの交通事故件数をまとめ、発表した。それによると人身事故は108件と、前年同期比の66件より63・6%増加した。この内、25・9%に当たる28件がレンタカーによる事故で、昨年同期比の5件を大幅に上回った。
人身事故の内訳をみると死亡4件、重傷21件、軽傷が83件だった。 今年の人身事故の特徴は昼間(日の出から日没まで)の間に発生したのが全体の80・6%を占めた。中規模交差点(幅員5・5㍍以上、13㍍未満)で発生した人身事故は全体の57・9%と半数以上を占めた。
同署交通課の崎浜秀樹課長は「来島者の増加とともに、歩行者も増えるなど、運転環境が変わってきている。優先道路を走行していても、交差点に進入する際には、徐行し左右の安全を確認してほしい。油断することなく、安全運転の基本を守ってほしい」と強く注意を促している。
また、「特にこれからの時期は人や物が動く年末、年始に向かうので、一層安全運転の基本を守ってほしい」と呼び掛けている。
また、月別の発生状況をみると、2月は前年と同じ件数だったが、それ以外はいずれも今年が前年を上回る発生件数だった。特に3月は前年同月比の50%、4月は25%増加した。
物損事故の発生件数は1285件(9月末)で昨年同期比の1222件と、ほぼ横ばいだが増加傾向にはある。物損事故に占めるレンタカーの割合は51・2%(658件)。高齢者(65歳以上)が227件と全体の17・7%を占めている。