年内稼働へ試運転/市リサイクルセンター工場棟
缶や瓶、ペットボトルなどを再資源化する(仮称)宮古島市リサイクルセンター工場棟がこのほど完成した。現在は試験的に処理を行う負荷運転を実施しており、年内の供用開始を予定している。市振興開発プロジェクト局は「年末年始のごみが多い時期に対応できるようにしたい。準備は順調に進んでいる」と説明した。
同施設は、クリーンセンターの西側に隣接した建物。鉄筋コンクリート造りの2階建てで、敷地面積は2512平方㍍、延べ床面積は4351平方㍍。総事業費は24億2784万円となっている。
リサイクル処理対象物は不燃・粗大ごみ、缶、瓶類、ペットボトルで、選別や破砕、圧縮などを行い資源として再利用する。
現在は手作業が多いため、機械化によって処理能力が向上する。新施設では1日(5時間)の処理能力は計11㌧。内訳は不燃・粗大ごみが6㌧、瓶類が2㌧、缶が2㌧、ペットボトルが1㌧となっている。
11月1日から1カ月間の予定で負荷運転を実施。処理するごみによって機械のラインが異なるため、一つ一つ確認しているという。今後、分析期間や市の検査を経て、本格稼働となる。