新たに3店舗を認定/おきなわ食材の店
県産を積極活用
県農林水産部はこのほど、県産食材を積極的に活用した料理を提供し、その食材の魅力を発信する2018年度「おきなわ食材の店」に宮古関係では「サーターアンダギーとみきの店んきゃぎさまち」(砂川葉子代表=平良下里、「笑伊和囲(WaiWai)」(堀田悟代表)=平良西里、「ましな珈琲」(浜口美由紀代表)=伊良部国仲=の3店舗を新たに認定した。
県宮古合同庁舎で8日、登録証交付式が行われた。県宮古農林水産振興センターの大村学所長が、砂川代表、堀田代表、浜口代表に登録証を交付。併せてリュウキュウマツ製の楯、「地産地消 おきなわ食材の店」と書かれたのぼりセットを贈呈した。宮古では今回の3店舗を含めて累計44店舗の登録となった。
「おきなわ食材の店」登録制度は、地産地消推進の一環として県産農林水産物の消費拡大を図る目的に2008年度にスタート。今年度は県全体で新たに26店舗が登録され、累計286店舗に増えた。
県は公式ホームページ(HP)で登録店舗を紹介。新たに登録された店舗も来年発行の『おきなわ食材の店ードライブマップー』冊子に掲載される。
交付式で、大村所長は「引き続き『おきなわ食材の店』の認知度向上のため、ホームページやパンフレットによる情報発信、のぼりなどのPRツールの提供を行っていく」と積極的に取り組んでいく姿勢を示した。
宮古の3店舗の自慢の飲料や料理は、「んきゃぎさまち」が、県産農産物を活用した伝統の発酵飲料「みき」と県産のトロピカルフルーツや野菜を使用した「みきスムージー」、「笑伊和囲(WaiWai)」が、宮古島で採れた食材を和食とイタリアンの技術でアレンジした創作料理、「ましな珈琲」が、地元の伝統の鰹節などを使った佐良浜方言の「たつ汁」など。
砂川代表、堀田代表、浜口代表はそれぞれ謝意を述べた上、今後の新メニュー開発に向け、決意を新たにした。