市直営後に民間委託/リサイクルセ・プラザ棟
物品貸出、無償提供も/建設委 管理運営を承認
市ごみ処理施設等建設委員会(委員長・長濱政治副市長)の第5回が9日、環境衛生課会議室で開かれた。市リサイクルセンターの環境教育施設となるプラザ棟の管理運営について審議。民間団体への外部委託を基本とするが、3年間は市直営とすること、開館曜日や使用料などは市の公民館に準ずること、リサイクル品の貸出や無償提供を行うことなどを承認した。
プラザ棟では、リサイクルに関する講座やイベントの開催、施設見学、リサイクル品再利用による貸出、無償提供、販売などを行うことを予定している。
貸出では食器やベビー用品、環境関連書籍、無償提供では着用衣料や小食器、販売では家具や自転車、スポーツ用品などを想定している。リサイクルさせる品は、ごみとして搬入された物の中から職員が選別。ただし書籍は図書館からの廃棄書籍を活用する。衣類や食器類は市民が直接、プラザ棟へ持ち込むことも可。
開館曜日は火曜日から日曜日、時間は午前9時から午後5時まで(昼休みなし)。休館日は月曜日と祝日、年末年始。会議室などの使用料は市の公民館に準じて定める。職員数は4人以上とし、常時2人は配置する。
11月下旬に建設工事の入札を行い、落札されれば市議会12月定例会に工事請負契約の承認を求める議案を提案。可決されれば着工となる。完成予定は2019年11月。
第5回委員会では、事務局がプラザ棟の業務内容、開、休館日などの案を説明。オープンから3年間は市が直営で管理運営を行うことについては、1年目は運営を行いながら課題を抽出し、2年目は課題の改善に取り組み、3年目で安定した運営を確立することで、民間への外部委託をスムーズに行いたい考えを示した。
長濱副市長は「3年間、直営でやって、良い形で民間へ委託したい。まずは走り始めてみて問題があればその都度、改正していきたい」との考えを示した。
審議の結果、プラザ棟の管理運営や業務内容などの案を承認した。
今回の審議結果は、11月下旬に下地敏彦市長へ答申される。
委員会終了後、委員らは現在試験運転を行っているリサイクルセンター工場棟を見学した。