県身体障害者福祉展が開幕/浦添市美術館
宮古の5作品も展示
【那覇支社】身体に障害を持つ人たちが、日ごろから技術を磨き、制作した作品を一堂に展示する「第58回県身体障害者福祉展」(主催・県、県身体障害者福祉協会)のオープニングセレモニーが14日、浦添市美術館で開かれ、関係者らがテープカットを行った。今回は、宮古島身体障害者連合会からも5人の作品が出品されている。
オープニング式典で、県子ども生活福祉部の大城玲子部長は「障害のある方が取り組んでいる活動の成果をご覧になって、出品された人たちの情熱と努力を感じてほしい。県も身体障害者の自立、社会参加、共生社会の実現に向け、これからも取り組んでいく」とあいさつした。
また、県身体障害者福祉協会の山城充正会長は「展示会は、身体障害者に対する県民の理解と関心を高めると同時に、障害者の社会経済活動への参加を促進する目的で毎年、開催している。回を重ねるごとに、見事な作品が出品されるようになった。多くの県民に足を運んでもらいたい」と来場を呼び掛けた。開式の祝辞は、開催地の松本哲治浦添市長が述べた。
今回の展示会では、7部門に合計27団体・236作品が出品されている。開催は17日まで。
宮古島身体障害者連合会から出品された作者と作品名は次の通り。(敬称略)
【写真部門】平良勝栄=「赤浜から見る夕日」
【縫製部門】与那覇ひとみ=「カードケース」▽佐久川博子=「明るい人生(マフラー)」
【工作部門】東内原旭=「アダン葉ミニ草履」▽友利正勝=「エコクラフトバック」