「StarPay」開始/沖縄銀行
スマホでの支払いに対応
【那覇支社】沖縄銀行(山城正保頭取)は12日から、中国で普及が進んでいるQRコード決済の「WeChatPay」と「Alipay」、国内向けの「LINEPay」について決済機能を集約したサービス「おきぎんStarPay(スターペイ)」の提供を開始した。スマホでの支払いに対応したキャッシュレス化を進めることが目的で、観光客などの利便性向上と販売店の売り上げ増を目指す。
同行デジタル事業部の砂川雄一郎部長(平良下里出身)は「中国本土では、スマホでの決済が主流になりつつある」と、新サービスに意気込みを見せる。また、「WeChatPayやAlipayと提携しており、加盟店さまの情報をそれぞれの公式ホームページに掲載することで、中国本土でのプローモーションもできる」と強調した。
割安な手数料も魅力といい、砂川部長は「各ブランドそれぞれと包括代理店契約を結んでいるので、従来の手数料よりも低い設定での運用を考えている」と語る。
同サービスを利用したい事業者は、従来のシステムより安価な決済端末を導入するか、スマートフォンなどに無料の専用アプリをダウンロードするかを選択することができる。導入後は、手数料以外のコストはかからないという。
また、売上管理を一元的に行えるため、業務と財務の効率化を図れることも強み。同部の牧志一調査役は「問い合わせが増えてきている。キャッシュレス化で購買機会が増えると思うので、宮古でも(店舗の)売り上げ向上につながるよう事業者さまと一緒に盛り上げたい」と話した。
銀行がLINEPayと連携し、加盟店管理業務をするのは全国初の取り組み。