サイバー攻撃対応競う
全国のIT企業社員参加/JTAドーム
インターネットウェブサイトをサイバー攻撃から守るセキュリティー技術の高さを競う競技会「ハードニングⅡセキュアイーチ」が21日から2日間の日程でJTAドーム宮古島を会場に開幕。IT企業の社員など全国から91人が参加。12チームに分かれ、架空のインターネット上の店舗でサイバー攻撃に対応しながら販売する売上の高さを競った。
宮古島では今年7月に続いての2回目の開催となる同競技会。今回は、参加者のほかスタッフやサポートメンバーなどを含めると約200人が来島した。
開会式では市企画政策部の友利克部長が「競技会を通じてセキュリティー技術の発展、さらにはICTの発展につながることを心から願っている」などとあいさつ。続いて同競技会の実行委員会委員長で奈良先端科学技術大学院大学の門林雄基教授が開会を宣言した。
今回の競技会は、泡盛を製造するために必要な素材を取り扱う店舗がインターネット上で商品を販売すると同時に、セキュリティー対策を行うという設定で行われた。
参加者たちは、主催者が作成したさまざまな種類のサイバー攻撃による影響とそれに伴う損害を最小限に抑えるため、自分たちのサイトの脆弱性を分析、発見して対策を講じたり、有効と思われるセキュリティー製品を購入し、導入するなど、攻撃に対する対応技術を競い合った。
22日は競技会の結果発表や総括などが行われる。