県代表が入賞報告/技能五輪大会
比屋根さんら知事に
【那覇支社】今月2~5日に県内で初めて開催された第56回技能五輪全国大会・第38回全国障害者技能競技大会(全国アビリンピック)で入賞した県代表の27選手や役員らが22日、県庁で玉城デニー知事に受賞を報告した。技能五輪「造園競技」に初出場し、敢闘賞を受賞した上野宮国出身の比屋根彰馬さん(19)も出席した。
比屋根さんは宮古総合実業高校で造園を学び、今年4月に造園設計や施工・管理などを手掛ける末吉園(那覇市、普天間直利代表)に入社。現在は、一人前の庭師を目指して日々技術の向上に努めている。
報告を終え、比屋根さんは「玉城知事から激励の言葉をもらい、とてもうれしい。初参加で不安もあったが、練習を通して自信もついて本番は完璧な状態で迎えられ、敢闘賞を受賞できて良かった。次は上位の賞を目指して頑張りたい」と喜びを語った。
両大会は、国内の青年技能者の技能水準の向上や、障害者の雇用促進を図ることを目的に、毎年開催されている。県内では今回が初開催で、両大会で県勢は計4人が金賞を受賞するなど、過去最多の合計15種目27人が入賞した。
玉城知事は「魂を込めた心と技が見事に一体化した結果の受賞であり、これからも腕に磨きをかけてほしい」と、あいさつした。
このほか、入賞選手を代表して、技能五輪「日本料理競技」で金賞を受賞したダブルツリーbyヒルトン那覇首里城の當山咲良さんと、アビリンピック「建築CAD競技」で金賞に輝いた創建設計事務所の知念靖さんが、それぞれ大会の感想などを報告した。