10月観光客、約85万人/前年同月比6・3%増
【那覇支社】県の文化観光スポーツ部(嘉手苅孝夫部長)は27日、10月の入域観光客数が前年同月比6・3%増の84万9300人で、同月として過去最高を更新したと発表した。国内客は、先行割引航空券のほか宿泊施設と航空券を自由に組み合わせて旅行を作ることができる「ダイナミックパッケージ」販売も好調だった。外国客も大型クルーズ船の寄港増などが寄与した。
県は11月の観光客数について、国内客は先行割引航空券の販売などが引き続き良好で、おきなわ技能五輪・アビリンピック開催もあったことから好調に推移するとみている。外国客も、冬場に入りクルーズ船の寄港は落ち着くが、航空路線が前年同月より拡充されることから堅調に推移すると分析している。
入域観光客数の内訳は、国内客が60万2800人で前年同月比5・7%増、外国客は24万6500人で同7・5%増となった。観光客に占める割合は、国内客が71・0%で外国客は29・0%。外国客が占める割合は、前年同月の28・7%から0・3ポイント増えた。
国内客は、東京方面からが30万4700人(前年同月比6・1%増)で最も多く、関西方面11万3800人(同5・1%増)、福岡方面7万6200人(同5・5%増)、名古屋方面5万500人(同8・6%増)などの順。
外国客の内訳は、台湾が6万9900人(同9・7%減)、韓国4万1400人(同0・2%増)、中国本土5万9500人(同31・1%増)、香港2万人(同9・9%減)、アメリカ5900人(同195・0%増)、タイ2500人(同28・6%減)などとなっている。