26日から本格稼働/市リサイクルセンター
今月からごみ収集一部変更/市、理解と協力呼び掛け
缶や瓶、ペットボトルなどを再資源化する(仮称)宮古島市リサイクルセンター工場棟が26日からの本格稼働を予定している。それに伴い、今月からごみの収集方法が一部変更となることから、市では市民に理解と協力を呼び掛けている。変更内容は、これまで収拾が「カン」と同じ第1、3、5週だった「金物類・針金・金属類・コード類など」が「ビン」「危険ごみ」「乾電池」と同じ第2、4週へと変更になる。
30日の会見で、市生活環境部の垣花和彦部長は「12月から新しい回収方法になる。内容は12月の市の広報誌にも掲載しているほか、新しいパンフレットも広報誌と一緒に各家庭に配布しているので確認してほしい」と呼び掛けた。
市のリサイクルセンターは、専用の処理ラインが4ライン(▽不燃・粗大ごみ▽カン▽ビン類▽ペットボトル)がある。
「カン」の専用ラインでは、磁選機によってスチール缶とアルミ缶を選別するほか、選別されたカンはそれぞれカン類圧縮機で圧縮成型され、リサイクルされる。
これまでのように、カン類が金物などと同じように回収され、専用ラインに入ると手作業で分別する作業が生まれることから、今回の変更となった。
市ではそのほかにも、ライターについてはこれまで「危険ごみ」として、はさみやカッター類と同じ扱いだったが、月からは乾電池と同じ袋に入れて出すよう求めている。
さらに、瓶のふたについても外して分別するよう呼び掛け、金属のふたはカンと同じ袋に、金属以外のふたは燃えるごみとして出すよう理解を求めている。
リサイクルセンターの稼働について、垣花部長は「現在、試験運転の中で状況を確認しながら作業を進めている。問題がなければ予定通り26日からの本格稼働になる」と話した。
新リサイクルセンターでは1日(5時間)の処理能力は計11㌧。内訳は不燃・粗大ごみが6㌧、瓶類が2㌧、缶が2㌧、ペットボトルが1㌧となっている。