公共工事の状況確認/市議ら一般質問で反映へ
宮古島市議会(佐久本洋介議長)の議員が市内で現在、行われている大型工事の現場などを見学し、担当者から進ちょく状況などを聞く議員視察が3日に行われた。参加した議員は各担当職員から、一部の遅れはあるものの工期内での完成を予定しているとの説明を受けた。
今回の視察は、市議会12月定例会開会前に、現場を見て現状を確認することで、一般質問の際に現状に則した質問を行うことなどを目的に行われた。
視察したのは、リサイクルセンター、未来創造センター、市総合庁舎建設用地、下地島空港ターミナル、伊良部地区小中一貫校、平良港の6カ所。
未来創造センター建設現場は隣接する市ひらら児童館駐車場から視察。担当職員は計画では現時点の進ちょく率は76%を予定していたが、実際は約70%で6%ほど遅れていることを説明。県内で工事が増加していることに伴う鉄骨の納入遅れがその原因だが、1月中旬までには全て納入される予定なので、2019年3月までの工期内に本体工事は完了するとの見込みを示した。外構工事については遅れが見込まれることから、次年度へ繰り越す方針を説明した。
平良港では漲水地区の国際クルーズ船旅客ターミナル予定地建設用地で、クルーズ船専用バースや臨海道路などの整備計画と現状について、担当職員から事業は予定通り進ちょくしているとの説明を聞いた。
佐久本議長は「全体的に頑張っていると思う。工期内に事業を終了させるということなのでそれを信じたい」と視察の感想を語った。