産業・経済
2018年12月7日(金)8:57
来月17日から操業/沖糖 品質の上昇期待
沖縄製糖宮古工場は6日までに、2018-19年期サトウキビ製糖操業を来月17日から始めることを決めた。三つの台風で受けた被害が大きいと判断。回復と品質の上昇を期待して例年より後ろにずらした。
今年7月の台風では春植えを中心に大きな被害を受けた。9月と10月の台風でも葉の裂傷が相次いだほか、塩害もあった。こうした台風の影響で被害が拡大、その回復に時間を要しているという。
沖糖の砂川玄悠専務は「7月の台風は収量に、9、10月の台風は品質に大きな影響を及ぼしている」と指摘し、「被害の回復と品質上昇の期間をできるだけ持つということを踏まえての操業開始日になる。農家の皆さんの理解と協力をお願いしたい」と話した。
沖糖の決定で、宮古地区4製糖工場の開始日が決まった。沖糖のほか宮古製糖多良間工場が今月17日、同伊良部工場は同19日に始める。同城辺工場は来月11日に開始する。