元代表選手が熱血指導/NECロケッツ
小中高対象にバレー教室
NECロケッツのバレーボール教室(主催・宮古島市体育協会)が8日、宮古高校体育館で開かれた。小中高生の計約240人が参加し、元日本代表選手らから直接指導を受けた。元選手らはトスやレシーブ、スパイクなどの基本動作を丁寧に伝えた。ミニゲームも行われ、元選手と子供たちが声を掛け合いながらプレーを楽しんだ。
講師を務めたのは、NECブルーロケッツOBで元日本代表の大竹秀之さん、竹内実さん、楊成太さん、NECレッドロケッツOGの鳥越未玖さん、佐川奈美さんの5人。
ひときわ目を引いたのは、身長2㍍8㌢の大竹さん。小学生用のネットを超える高さに、子供たちは驚いていた。
元選手らは▽ひざを使ってパスすること▽パスする相手の名前を呼ぶこと▽スパイクはボールに手を巻き付けるように打つこと-などをアドバイスした。
大竹さんは「小学生は基本的なことを学んでほしい。スポーツは楽しむことが一番。バレーボールは仲間がいないとできない競技なので、絆を大切にしてほしい」と語った。
佐川さんから直接指導を受けた国仲花実さん(下地小6年)は「ボールを優しく、卵だと思って扱うように言われた。アドバイスもらえてうれしかった」と笑顔で話した。
同教室は2009年から始まり、これまでに全国50地区で55回開催。参加者は7000人に達するという。今回は市体育協会が依頼して開催が決定した。
この日の教室は2回に分けて行われた。午前は小学生100人を、午後は中・高生135人を対象に指導した。