安さと新鮮さが人気/宮総実大即売会
野菜など求め市民どっと
宮古総合実業高校(平良淳校長)の大即売会が8日、同校で行われ、会場には多くの市民が訪れて新鮮な野菜や肉、菓子類、加工食品など、生徒自慢の生産物を買い求めていた。
同校の即売会は、毎年多くの市民でにぎわう恒例行事。会場は、開始前から長蛇の列となり、販売開始時間の午前11時になると、来場者はお目当ての商品を買い求めていた。
キャベツは1玉150円と大特価。ダイコンやレタス、ホウレンソウなども安価で販売され、飛ぶように売れた。
ビニール袋にキャベツを詰め込んだ城辺から訪れた70代の男性は「とっても安いよ。安いだけでなく質も素晴らしい。このキャベツは野菜いためにしてもロールキャベツにしてもどんな料理でもおいしくなる。どうやって食べるか今から楽しみ」と笑顔になった。
学校側によると、キャベツはこの日のために1000個以上確保。通常は1・2~1・5㌔程度の大きさだが、今回は質も良く1・8㌔~2㌔の物が多いという。
そのほか、カマボコやつくだ煮、マグロの缶詰、ヨウカン、カステラなどを販売するコーナーも大人気。人が途切れることなく、用意した商品は一気に売れた。
さらに豚肉や鶏肉、卵といった畜産物の売れ行きも例年同様に絶好調で、生徒たちは押し寄せる客の対応に大忙しだった。
この大即売会は、学習の成果を発表することで生徒に自信と誇りを持たせ、生産から販売までの過程を学ぶことなどを目的としている。