琉球フロッグス成果発表
10期生 城間さん(久松中)も参加
【那覇支社】未来の沖縄を担う人材を発掘・育成するプロジェクト「Ryukyufrogs(琉球フロッグス)」第10期生6人は9日、那覇市で成果発表会を開いた。宮古地区から第10期生に選ばれている久松中2年の城間海月さんも、教育に活用するアプリについて堂々と発表した。
琉球フロッグスでは、学生が社会課題を解決する具体的施策を考える取り組みを実施。中学生以上が対象で、約10日間の米国シリコンバレー研修へ毎年派遣している。現地では大学や活躍するエキスパートを訪問するなど、最先端の技術やビジネスのノウハウに触れる。帰国後には、約半年間かけて施策案を構築する。
城間さんは、学生が主体的に学ぶための教材を選べるフリーマーケットアプリについて発表した。自分の「夢」を入力すると勉強法を教えたり、アプリで購入した参考書などの情報を提供することで最適な教材を選択するもので、出席した企業家から「学生にはコツコツ勉強できたり、一発屋のような人など様々な特徴がある。そこを評価した上で教材を提供するシステムだと非常に役立つのではないか」などと評価された。
発表後、城間さんは「(シリコンバレー研修などは)本当に広い世界を知れた。(普段は)会えないような人や企業にもたくさん会えて大きな経験になったので感謝しています」「将来は宮古で起業したい。自分と同じような経験をたくさんの人にしてほしい」と感想を語った。
同プロジェクトは、豊見城市のFROGS(フロッグス、山崎暁代表)が運営。2007年にスタートし、県内外の企業と個人が支援している。