作業の安全を確認/港湾労災防止協など
年末港湾荷役パトロール
2018年度年末港湾荷役合同パトロール(主催・港湾労働災害防止協会沖縄総支部宮古支部)が13日、平良港第1埠頭(ふとう)、漲水埠頭で行われた。出発式で参加者約30人が「みんなで感謝の総点検 笑顔で迎える 年末年始」のスローガンを指差呼称し、物流が増加する年末年始の安全な荷役作業の決意を新たにした。この日は悪天候で船の入港が遅れたため、参加者は漲水埠頭、第1埠頭の荷役エリアのパトロールを実施した。
同協会は16日~来年1月15日までの期間を「年末年始港湾無災害強調期間」と定め、安全活動を実施している。
出発式で、同支部の砂川恵映支部長が「パトロールでは、船内、沿岸、上屋における作業場に潜む危険要因を徹底的に洗い出し、災害、危険ゼロに取り組もう」とあいさつした。
宮古労働基準監督署の宮国浩署長が「港湾荷役業界と行政のそれぞれの視点から、作業現場の状況を確認し、十分な安全衛生対策が取られるよう指導していきたい」と述べた。
県内での港湾荷役作業における、休業4日以上の労働災害は10月末で2件と前年の7件よりも減少している。宮古労働基準監督署管内は2017年はゼロ件だったが、今年は1件発生している。