下地さんが最優秀賞/中学生人権作文コン
宮古から10人が受賞
第38回全国中学生人権作文コンテスト沖縄県大会の宮古地区表彰式が14日、平良地方合同庁舎で行われた。宮古地区から県大会最優秀賞(県人権擁護委員連合会長賞)1人、優秀賞、奨励賞それぞれ2人と、宮古島人権擁護員会(川満忍会長)の協議会長賞を5人と合わせて10人が受賞した。
県大会には県内134校から6760編(宮古地区からは13校174編)の作文が寄せられた。審査の結果、最優秀賞6編、優秀賞15編、奨励賞で12編が選出された。
この内、宮古地区からは最優秀賞1編、優秀賞2編、奨励賞2編が入賞した。また、宮古地区で優秀と認められた作文5編に対して宮古島人権擁護委員協議会長賞が贈られた。
表彰式で那覇地方法務局宮古島支局の比嘉隆支局長は「今回の人権作文コンテストを契機に、豊かな人権感覚を身に付けた大人に成長してほしい」とあいさつした。
川満会長は「入賞した皆さんの作品は、中学生としての視点から豊かな感性で主張した人権感覚ある内容が評価された」と受賞者をたたえた。
障がいを持つ妹についての作文「共に歩む社会を」で最優秀賞を受賞した下地杏凛さんは「妹のことを書いたことによって、読んだ人が障がい者の人たちに対しての考えが、少しでも良くなったら良いと思う。自分の書いたことが認められて良かった」と受賞の喜びを語った。
受賞者は次の通り。(敬称略)
◎県大会
最優秀賞=下地杏凛(下地2年)▽優秀賞=伊良部心優(西辺3年)、下地のぞみ(鏡原3年)▽奨励賞=砂川仁奈(平良3年)、花岡穂香(久松3年)
◎宮古島人権擁護委員会
協議会長賞=砂川虎南(平良2年)、赤嶺杏果(西城3年)、池間暖(砂川3年)、佐渡山凜(鏡原3年)、砂川綺輝(北3年)