下地島空港など視察/宮腰沖縄担当大臣
航燃税軽減に期待/発展へ支援と協力約束
宮腰光寛沖縄および北方担当大臣は15日、大臣就任後としては初めて宮古島を訪問し、来年3月から成田直行便などが就航する予定の下地島空港や大型クルーズ船の就航に対応するために整備が進められている平良港などを視察。宮腰大臣は、宮古島の可能性と魅力を感じながら、観光や農業など各方面における圏域発展に向け、国としてもできる限りの支援と協力を行うことを約束した。
下地島空港と現在、工事が急ピッチで進められている「みやこ下地島空港空港ターミナル」を視察した宮腰大臣は、国内外から多くの観光客を呼び込む、同空港が圏域全体に及ぼす効果に期待を寄せた。
宮腰大臣は「下地島空港はターミナルを除いて空港としての機能がすべてそろっている。さらに、下地島、伊良部島の魅力と伊良部大橋の効果もあり、(下地島空港の稼働は)宮古地域全体に良い影響を与え、さらに県全体によい効果がでることを期待している」と述べた。
また、「同空港を三菱地所が積極に活用することに名乗りを上げてくれたことをうれしく思う。先日、決まったばかりの航空機燃料税の軽減措置を含め、そうしたことなどをしっかり活用してほしい」と呼び掛けた。
そのほかにも「今回はLCC(ジェットスター)の就航が決まったが、これを起爆剤にしてさらに定期路線が海外を含めてしっかり就航してくれるように私たちもPRしながら後押しもしていきたい」と協力を約束した。
この日は、下地島空港を皮切りに宮の華、牧山ファームポンド、平良港の漲水地区、デイゴ学習支援教室、サトウキビほ場、JTAドーム宮古島の視察を行い、市の現状を確認しながら県や市の担当者から諸課題についての説明も向けた。
午後からは市内のホテルで昼食懇談会に参加。宮古市村会や各界の代表などと食事をしながら、意見を交換した。
宮腰大臣はこの日の夕方に、次の視察地である石垣市に向かって出発した。