ハイビスカスでケーキ/産業化協 学校給食に提供
宮古島で摘んだハイビスカス(あかばなぁ)の産業化に取り組む「宮古島あかばなぁ産業化協議会」と産業化連携体のグランディールは25日、市内小中学校の学校給食に「宮古ハイビスカスのカップケーキ」を提供した。児童は口いっぱいにカップケーキをほおばって満面の笑みだった。
ハイビスカスの産業化プロジェクトの一環。ハイビスカスに関する認知度を高めるとともに、食育も兼ねた。市の教育委員会や給食センター、市内事業所の協力を受けて4650食を準備した。カップケーキは南国食楽Zuが作った。
この日は平良にある14校で提供された。西辺小学校の1年生の教室には長濱政治副市長も訪れ、一緒にカップケーキを食べた。
はじめにグランディール専務の髙橋伸次さんが「ハイビスカスは食べたり、飲んだりできるんです」と児童に語り掛け、「甘酸っぱくておいしいので食べてみてください」と話した。
児童は給食をたいらげた後、ハイビスカスのエキスを使って作ったピンク色のチョコレートが載ったケーキをぱくり。それぞれ「おいしい」と笑顔だった。
全部食べた1年生の高良陽宇(よう)君は「甘くておいしかった。また食べてみたい」と話していた。
長濱副市長も「とてもおいしい」と絶賛だった。