仲地さんが優秀賞/中学生「水の作文」コン
新里さんら3人は入選
【那覇支社】第41回「全日本中学生水の作文コンクール」地方審査の表彰式が26日、県庁で行われた。宮古地区からは、最高位の優秀賞に下地中1年の仲地亜緒さんが輝いたほか、入選には鏡原中1年の新里奈々さん、砂川奈々夏さん、佐渡山愛さんの3人が選ばれ、それぞれ県知事表彰された。仲地さんの作品は、国土交通省主催の中央審査会に県代表として推薦される。
表彰を受けて、優秀賞の仲地さんは「とてもうれしい。宮古島にある世界でも珍しい地下ダムの存在を通して、水の大切さを伝えたいと思って書いた」と喜びを語った。
入選の新里さんは「水の大切さを深く知ることができたので、自分もさらに水を大切にしていきたい」、砂川さんは「水は限りあるものなので、未来に残していくためにも、よく考えて使っていきたい」、佐渡山さんは「いつも身近にあると思っていた水も、限りあるものだと改めて考えることができた」とそれぞれ話した。
審査員講評では、仲地さんの受賞作「島の水から想うこと」に対し、「身近な生活から水との関わりについて、製糖工場や地下ダムの存在から地域の水に対する長年の努力や工夫に想いをはせ、水への感謝の気持ちを表現した独自性がある作文」と高く評価した。
同コンクールは、県が毎年8月1日の「水の日」・「水の週間」(8月1~7日)関連行事の一環として、中学生を対象に実施している。今回は県内中学7校から21編の応募作品があり、優秀賞1編と入選5編の計6編を選定した。