缶や瓶など再資源化/市クリーンセンター
リサイクル棟が稼働/環境優先に衛生的処理
缶や瓶、ペットボトルなどを再資源化する宮古島市クリーンセンターリサイクル棟が26日、本格稼働した。機械化によって処理能力が向上し、公害防止と環境保全を最優先に、安全で安定的・衛生的なリサイクル処理を行う。市環境衛生課は「年末年始は自己搬入が増えるので、なるべく控えてもらいたい。少量のごみは持ち込まず、収集車を利用してほしい」と呼び掛けた。
年末年始のごみの収集および搬入は31日まで行われ、年明けは1月4日から開始する。定休日は日曜。
この日は委託された収集車のほか、個人の持ち込みも多く訪れた。重機を使って缶類やペットボトル類を処理ラインに送り込んでいた。
本格稼働を前にごみの収集方法が一部変更された。これまで第1、3、5週だった「金物類・針金・金属類・コード類など」が第2、4週へと変更になっている。
同課ではそのほかにも、ライターについてはこれまで「危険ごみ」として、はさみやカッター類と同じ扱いだったが、乾電池と同じ袋に入れて出すよう求めている。
同施設は、クリーンセンターの西側に隣接した建物。鉄筋コンクリート造りの2階建てで、敷地面積は2512平方メートル、延べ床面積は4351平方メートル。総事業費は24億2784万円。
リサイクル処理対象物は不燃・粗大ごみ、缶、瓶類、ペットボトルで、選別や破砕、圧縮などを行い資源として再利用する。
1日(5時間)の処理能力は計11トン。内訳は不燃・粗大ごみが6トン、瓶類が2トン、缶が2トン、ペットボトルが1トンとなっている。