新崎さんに叙勲伝達/教育への功労たたえる
【那覇支社】2018年秋の叙勲(教育功労)伝達式が26日、県庁で行われた。元北小校長で瑞宝双光章の新崎治さん(71)ら4人が出席し、平敷昭人教育長が勲記・勲章を伝達した。
勲記・勲章を受けて、新崎さんは「本当に受章したのだと実感した。関わってくれた皆さんのおかげと感謝したい。宮古の教職員には、宮古の教育の良さに自信を持って取り組み、子どもたちや保護者、地域との信頼関係を築きながら頑張ってほしい」と語った。
伝達した平敷教育長は「これまで長年、沖縄県の児童生徒のために尽力され、敬意を表したい。今後とも沖縄の教育振興のために力添えを頂き、後輩の指導、ご鞭撻をお願いしたい」とあいさつした。
教育庁では、新崎さんの功績として「放課後の補習や生徒指導、各種研究発表に精力的に取り組んだ。北小校長時代は特設授業の開設、交通少年団活動など魅力ある学校経営を行い、長年の懸案事項であったプール建設の実現にも尽力した」としたほか「宮古教育事務所時代は対話のある授業の実践と生活習慣の周知徹底を図り、管内の学力向上及び人材育成に貢献した」ことなども挙げている。
新崎さんは、1947(昭和22)年10月12日生まれ。平良池間出身。沖縄大学法学科卒業。池間中を皮切りに6校の中学教諭を経て、伊良部小校長、北小校長を歴任。05~09年宮古教育事務所長。現宮古地区小学校体育連盟顧問。