新鮮野菜をどうぞ/JA青壮年部
児童も参加して即売会が人気
JAおきなわ宮古地区青壮年部(仲間舞夢部長)は28日、JAあたらす市場で正月を前に農産物即売会を開いた。平良、城辺、下地、上野、伊良部の5支部の関係者のほか鏡原小の5年生6人が参加。買い物客らが訪れ、取れ立ての新鮮な野菜などを買い求めていた。市価より安値とあって好調な売れ行きで好評を博した。会場の一角では餅つきが行われた。児童が威勢の良い「よいしょ」の掛け声に合わせてきねを臼(うす)に振り下ろした。
即売会は地産地消の一環。日頃、丹精を込めて育てた農畜産物を販売することで、安全・安心をPRし、また食と農の大切さを広めることを目的に開催した。
青壮年部の協力の下、鏡原小5年生は総合的な学習の一環でチンゲンサイなどを栽培した。この日は収穫が早かったチンゲンサイを優先的に販売した。
仲間部長は「鏡原小の子どもたちが農業に目を向け、農業をやりたいという気持ちになればありがたい」などと述べた。
鏡原小の児童は平良支部と合同で販売。買い物客らは品定めしながらチンゲンサイ(100円)やミズナ(同)、ミニトマト(150円)などを買っていた。
城辺から訪れた下地キヨさん(70)は「児童たちの頑張りに感動し、たくさん買った」と話した。
参加した花城朗維さんは「売るのが楽しかった。忙しい中、買い物客に感謝の気持ちを伝えた」と笑顔で感想を話した。
花城さんは3学期の級長として決まっており、リーダー的に活動していた。
出来たてのあんこ入りきな粉餅は、参加者に振る舞われた。親子連れの買い物客はプレゼントされ喜んでいた。