「来年は『大吉』に」/仕事納めで市長が訓示
今年最後の業務日となった28日夕、市役所平良庁舎1階ロビーで下地敏彦市長が職員に対し、仕事納めに当たっての訓示を行った。今年の宮古島を振り返り、おみくじに例えて「吉」の年だったとの考えを示すとともに、「来年は大吉の宮古島にしたい」として職員に団結して努力するよう呼び掛けた。多良間村でも同日、仕事納めが行われた。
今年1年を振り返って「吉」の年だったと語る下地市長。クルーズ船の寄港数が増加し、来島した多くの観光客に食事や土産品を提供することで島は活況を呈したとの考えを述べた。
来年、下地島空港が国際空港として開港するとさまざまな言語の外国人が訪れると見通しを示し「こういう人たちをどうもてなすかという問題が大きな課題になる」との認識を語った。
来年4月に開校する伊良部小中一貫校については「素晴らしい学校に仕上げたい」、同7月開館の未来創造センターについては「知の殿堂、文化の継承、習得の場として大いに活用してほしい」との思いを述べた。
「今まさに宮古島は活気にあふれている。来年は花開く年になると思う」とした上で「市民が宮古島に住んで良かったという豊かな島を皆さんと作り上げていきたい」と抱負を語った。
1年間で多くの事業を実施してきた職員に労いの言葉を掛けるとともに「来年は吉から大吉の宮古島にしたい。みんなで一致協力して、団結してそれぞれの課の目標に向かって努力していくことが、結果として大吉の宮古島になる」として協力を呼び掛けた。