22人が成人式で誓い/多良間
「島に貢献できる人に」
【多良間】多良間村の成人式が4日、村コミュニティー施設で一足早く開催された。新成人は久しぶりの再会に満面の笑みを見せながら旧交を温めたほか、「島に貢献できる人材になりたい」などと誓い合った。伊良皆光夫村長から出席した新成人22人に記念品が贈呈された。
伊良皆村長は「皆さんはこれから長い人生を歩んでいく。現状に満足せずに、何事にも積極的に挑戦する心を持ち続けていただきたい。今後、都会や他地域で活躍する方もいるでしょう。世界に羽ばたく人もいるかも知れない。多良間から生まれ育った才能が、さらに広い世界に雄飛することを心から応援する」と式辞を述べた。
新成人を代表して比嘉飛翔さんは「自然豊かな多良間島で生まれ、保育園から中学校まで競い合った仲間と、成人の誓いを共にし、古里を自分の誇りとして心に刻んでいきたい。この気持ちを思いやりの心に変えて、島の人々に恩返ししていく。一人の社会人としての自覚と責任を持ち、社会に貢献していきたい」と決意を述べた。
式典後には祝賀会が行われ、琉球舞踊穂花会亀浜美子練舞場による「かぎやで風」で幕開けした。多良間駐在所の仲田真吾警部補は「酔いはさめても悪夢はさめない成人としての自覚を」とのメッセージ入りの宮古島まもる君ストラップを全員に贈った。