城辺、池間幼再開へ/入園希望者が基準超
狩俣は休園の可能性
宮古島市(下地敏彦市長)が、現在休園中の城辺幼稚園と池間幼稚園を4月からの再開するため調整していることが分かった。今回の再開は入園希望者が両園とも5人を上回ったことによるもので、城辺は2年ぶり、池間は3年ぶりとなる。一方で、入園希望者が4人となり5人に満
たない狩俣は、休園の方向で調整が進められている。
市では2015年度に入園者が5人に満たない場合は、休園とする幼稚園管理規則の改定を行っている。規則改定後の再開は初めて。
2年ぶりに再開予定の城辺幼稚園は、現在7人の入園希望があるという。再開に向けてはこれまでの園舎を活用するが、施設の修復が必要。3月中旬までには補修工事を終了させ、再開の準備を整える。
16年度から3年間休園状態だった池間幼稚園の入園希望者は現在5人。園舎は老朽化が進んでいるため使用できないが、小中学校の空き教室を利用することで対応する。
狩俣幼稚園は入園希望者が4人のため、休園となる予定だ。市ではこの4人の保護者と今後の対応について協議を進めていくとしている。
現在、市立幼稚園は12園あり、次年度は城辺と池間が増えることとなったが、狩俣とこども園に移行する伊良部幼稚園が減ることから数に変動はない。
休園中の福嶺と来間は、入園希望者がゼロだったという。