1年間の無災害誓う/多良間で消防出初め式
団員が訓練成果披露
【多良間】新春恒例の多良間村消防団(奥平博樹団長)の出初め式が7日、村役場前で行われた。団員らが放水やポンプ操作など日ごろの訓練成果を披露し、1年間の無災害を誓った。伊良皆光夫村長は「多良間では幸いにも災害や火災等の大きな被害はなかった。村民の生命・財産を守るために、力を遺憾なく発揮することを期待する」と式辞を述べた。
伊良皆村長は「近い将来には東南海、南海トラフなどによる大地震の発生も懸念され、私たちが住む南西諸島も必ずしも安全とは言えない。私たちの命と財産は行政が行う『公助』はもとより、地域で助け合う『共助』、自分の身は自分で守る『自助』が機能しなければならない」と呼び掛けた。
一日団長を務めた石原風花さんは「災害は、忘れて頃にやって来ると言われ、いつ発生するか予想できないもの。自然災害や火災などに対応するためにも日ごろの訓練はもちろん、村民の協力も必要不可欠。われわれ消防団員も組織の強化と訓練に励み、責任を果たしたい」と決意を示した。
また消防団への辞令交付も行われ、奥原博樹団長が退団し、新団長に羽地健さんが任命された。