新鮮野菜34㌧を初出荷/JAおきなわ宮古出荷連絡協議会
販売目標は総額10億円/生産農家 高値取引に期待
JAおきなわ宮古地区野菜・果樹生産出荷連絡協議会(伊志嶺一之会長)の新春恒例の野菜初荷式と出発式が9日午後、同地区農産物集出荷場で行われた。農家やJA関係者など約100人が参加。カボチャやゴーヤーなど6品目を合わせた計約34㌧を初荷として関東を中心とした本土市場に出荷した。陸上・海上の安全を祈願し、本土のセリ市場での高値取引に期待を込めた。
今年度の出荷・販売計画は、野菜・果樹で2707㌧、販売額10億円を予定。前期と比べ出荷量が492㌧増、販売額は約1億8400万円増。品目別の販売額では、ゴーヤーが1010㌧で4億400万円と最も多く、次いでトウガン861㌧で1億7300万円、カボチャ525㌧で1億5700万円などとなっている。
昨年10月~1月8日までの品目別出荷実績は、ゴーヤー90㌧、トウガン60㌧、カボチャ10㌧、サヤインゲン9㌧、メロン4㌧、タマネギとオクラ各1㌧。
初荷式での品目別出荷量は、カボチャ20㌧、トウガン7㌧、ゴーヤー5㌧、タマネギ0・8㌧、メロン0・6㌧、サヤインゲン0・4㌧。
県は23日に宮古島市のサヤインゲンを拠点産地に認定する方針。これまでマンゴー、ゴーヤー、カボチャ、トウガン、オクラの5品目が認定されており、サヤインゲンが新たに追加されると6品目となる。
初荷式で、伊志嶺会長は「今年度も一括交付金を活用した輸送上の不利性を軽減するため、輸送費の一部助成が継続されている。今後一層の生産拡大に取り組むとともに、私たち野菜・果樹生産者は食の安心・安全に対する意識を強く持ち続けて生産に励み、実りある1年にしたい」と決意を新たにした。
来賓で出席した下地敏彦市長、大村学宮古農林水産振興センター所長があいさつ。福里秀彦JAおきなわ常務理事が激励の言葉を述べた。
この後、全員で万歳三唱を行い、2019年最初の出荷を大きな拍手で見送った。