「ようこそ多良間へ」/岩手県宮古市から交流団来島
【多良間】多良間村の姉妹都市、岩手県宮古市からの交流団が8日、同村に来島した。交流団は3泊4日の日程で、同村の児童や生徒たちと一緒に授業を受けたり給食を楽しんだりするほか、製糖工場見学、サトウキビ搾り、シュノーケリングなどを体験する。
受け入れ家庭との「対面式」は同日、同村コミュニティー施設で行われた。
伊良皆光夫村長は「多良間島の言葉をたくさん教えてもらい、島の文化を体験しながら楽しく過ごしてほしい」と歓迎した。
宮古市教育委員会学校教育課の佐々木寿洋課長は「多良間の人の温かさに触れ、たくさんの感謝の気持ちを伝えようと来島した。思いを達成し、たくさんの宝物を持って帰りたい」とあいさつした。
交流団の佐々木夏鈴さん(小6)は「サトウキビ刈りが楽しみ。交流しながらたくさんの文化を学びたい」、伊藤碧君(中2)は「島の人たちと仲良くなるために多良間のことを全部知りたい」とそれぞれ抱負を語った。
受け入れ家庭を代表して外間美月さん(中2)は「多良間島にはとても優しく温かい人がたくさんいる。多くの人たちと交流し、良い思い出をつくってほしい」と呼び掛けた。
多良間小の與那覇盛彦校長は「文化は違えど人の心の温かさは同じ。皆さんが笑顔で充実した日が過ごせるようにしていきたい」と話した。
今回の交流団は「第31次」で児童、生徒計8人が参加している。