福嶺駐在所を福里に統合検討/宮古島署 学区住民に文書配布
福嶺駐在所を福里に統合検討/宮古島署 学区住民に文書配布
宮古島警察署が今年4月をめどに、福嶺駐在所を福里駐在所に統合することを進めていることが、このほど分かった。統合後は福里駐在所が、福嶺学区の巡回連絡や事件・事故などの警察業務の対応する予定。宮古島署は「統合についてはまだ検討中」としている。地域住民からは統合反対の声が上がっており、福嶺学区の5自治会は今後の対応を協議する方針。
県警では日々発生する警察事象に、的確に対応できるよう組織および人員配置の見直しを行うなどの各種施策を推進中。その一環として交番や駐在所について、さまざまな角度から統廃合を含めた検討を行っているという。
同署では、近年の観光産業の急激な進展により入域観光客が大幅に増加し、今後も島内での人や物の往来が活発化することは明らかだと分析。交通事故や犯罪の増加、新たな警察事象の発生が懸念され、このような情勢に早急に対応する必要から署員の配置を見直している。
昨年12月から同学区の住民に対し、駐在所の統合についての説明文書を配布。「今回の統合が宮古島地区の安全・安心に資するもの」として理解を求めている。
管内では、2016年4月に西原駐在所を平良交番に統合されたほか、伊良部交番が廃止されている。