粟国さんに瑞宝双光章/高齢者叙勲を伝達
長年の教育功労たたえる
長年にわたる教育功労が高く評価され、元狩俣中校長の粟国栄一さん(88)が昨年12月1日、高齢者叙勲(瑞宝双光章)の受章が決定した。叙勲伝達式が10日、平良久貝の自宅で行われ、宮古教育事務所の平良善信所長から粟国さんに勲記、勲章が贈られた。粟国さんは「とてもうれしい。感無量だ。受章は家族の協力があったおかげ」と喜びを語った。
伝達した平良所長は「おめでとうございます。長年にわたり、教育活動に尽力された功績が認められた。同じ教育者として誇り、喜びを感じる。粟国さんと家族の皆さんに敬意を表したい」とたたえた。
伝達式には家族も同席し、受章の喜びを分かち合った。妻の久枝さん(81)は「受章の知らせを受け、万感胸に迫る思いで、関係者に感謝している。受章の喜びをかみしめながら、残された人生を穏やかに過ごせるように見守っていきたい」と述べた。
粟国 栄一(あぐに・えいいち) 1930(昭和5)年11月生まれ。88歳。49年伊良部小学校を皮切りに教職に就く。西城中、平良中、上野中などを経て、88年狩俣中校長、91年定年退職。