一斉放水で防災祈願/市消防本部で出初め式
宮古島市消防本部(来間克消防長)は13日、2019年消防出初め式(主催・宮古島市消防本部)を同本部で行った。関係者らを前に一斉放水などを行い、消防業務への決意を新たにするとともに火災予防思想の普及を図った。
式典で下地敏彦市長は「市民の皆さんには自助の精神に基づき、自主防災に努めてほしい。安全で安心して暮らせる社会は市民生活の根幹。消防行政に課せられた責務を強く認識して日ごろの訓練等を通して、消防体制の充実強化を推進する」と式辞を述べた。
来賓として出席した、宮古島市議会の佐久本洋介議長は「市議会としても防災、防火に対する意識の高揚並びに、有効かつ適正な消防行政の充実を図るべく努力していく」と祝辞を述べた。
「一日消防長」の川満桐子さん(宮古高校2年)は「消防職員、団員の皆さん、これからも日々の仕事に加え有事にも備え、いろいろな災害から住民の生命、身体および財産を守り、住みよい街づくりのため努力していただくようお願いする」とあいさつした。
玉城デニー県知事が寄せた祝辞を稲福具実宮古事務所長が代読したほか、松田進県消防協会長が祝辞を寄せた。
式典後には消防職員による展示訓練や幼年少年防火クラブの可愛らしい遊戯、宮高吹奏楽部の演奏、ポンプ車による一斉放水などが行われた。
また、建物3階に取り残された要救護者を救出する救助活動などを本番さながらに行い、日ごろの訓練の成果を披露した。