吉井さん最優秀金賞/スイーツコンテスト
特別・一般審査員が試食し決定
宮古島スイーツコンテスト2019(主催・宮古島地域雇用創造協議会)の最終審査が13日、JAおきなわ宮古地区本部2階大ホールで行われた。宮古島を代表する特産物を使用した食材の特性や魅力などを試食審査した結果、宮古島東急ホテル&リゾーツに勤める吉井康博さん(34)の作品「ドラゴンフルーツのパンペルデュ」が最優秀金賞に輝いた。砂川葉子さん、鳥居裕司さん、「インブルー渡邊」は金賞を受賞した。
厚生労働省委託事業の実践型地域雇用創造事業で実施。最優秀金賞と金賞の作品は、今後同協議会が商品化に向けて専門家の指導を受け、必要な改良や支援を行い、地域の生産、製造加工、流通、販売にかかわる事業者の雇用拡大を目指すことにしている。
今回で5回目となるコンテストには11作品の応募があり、このうち4作品が一次審査を通過して最終審査に残った。この日は特別審査員9人と一般審査員約150人が参加した。
審査員は4つの食品をそれぞれ試食しながら▽見た目・バランス▽ネーミング▽インパクト▽サイズ(量)▽味(おいしさ)▽食べやすさ▽メイン食材の特性・魅力は生かされているか▽オリジナル性はあるか▽購入しようとする際、販売予定価格は適正化-の9項目をチェックし、五つのランクで評価した。
同協議会長で特別審査員の長濱政治副市長は、各入賞作品が今後の宮古島を代表する商品になることに期待を込めた。
最優秀金賞の表彰状と盾を手にした吉井さんは、宮古島に移住して今年7年目になるという。「宮古島に恩返したいとの思いから初めて参加した。最優秀金賞に選ばれてうれしい」と喜びを語り、今後の活動に向け意欲を見せた。