福島支援でぐるぐる祭り/しましまピース主催
不用品持ち寄り交換
家庭で使わなくなったまだ使えるものを持ち寄って無料で譲り合う「第10回福島支援ぐるぐる交換祭り」(主催・福島支援ボランティア「しましまピース」)が14日、宮古バプテスト教会で開かれた。来場者が支払った入場料500円が福島支援に充てられる。
「しましまピース」(瑞慶山麗子代表)は、原発事故に伴う放射能の影響が今も残る福島から家族数組を一定期間、宮古島へ保養に招く取り組みを行っている「うむい宮古島保養プロジェクト満月実行委員会」を構成する団体の一つ。年に1、2回、同祭りを開催し、入場料を福島から保養に招く費用に充てている。
来場者には、保養費用を造成するために市民団体「うむい宮古島」が制作、販売している「笑顔カレンダー」がプレゼントされた。
会場には参加者が持ち込んだ衣類や靴、バッグ、食器、収納ケース、本、ランドセルなどさまざまなものが並べられていた。来場者は気になったものを手に取っては品定めしていた。
交換会のほかフラダンスやウクレレチームらによるステージ発表や2020年版「笑顔カレンダー」の撮影会なども行われた。
瑞慶山代表は「災害はあちこちで起きていて、ほかにも支援が必要なところはあるが、福島支援を続けてきたので継続して行っている。これまでの保養で福島の人たちと繋がった絆を守り抜かないといけないと思っている。保養が続く限りこの取り組みも続けていきたい」と語った。