本畑への定植始まる/19年産葉タバコ
農家、豊作に期待大
2019年産葉タバコの苗を本畑に定植する作業が始まっている。16日から雨が予想されているため、定植を急ぐ農家が市内で見られた。農家によると今期の苗は「まずまず」。前期同様の豊作が期待される。
15日は上野地区で作業に精を出す農家がいた。「AP-1」という機械に2人で乗り、ゆっくりと前進させながら小さな苗を丁寧に植え付けていた。
農家は「苗の出来は悪くない」としながらも、長雨に伴う日照不足の影響に触れて、「根の張り具合が少し心配だ」と話した。
今後、本畑への定植作業は各地で本格化する。
19年産の宮古地区の生産農家戸数は121戸。面積は491ヘクタールとなる。
地区別の戸数と生産面積は▽平良14戸、46・5ヘクタール▽城辺35戸、172・7ヘクタール▽下地28戸、112・4ヘクタール▽上野25戸、102・4ヘクタール▽伊良部10戸、34・6ヘクタール▽多良間9戸、22・5ヘクタール-。
前期18年作の買い入れ重量は1291トンで、平均反収は242キロの豊作。県の目標(226キロ)を大幅に上回る収量となった。
今期も県目標以上の反収と豊作が期待される。