平均糖度は13・09度/宮糖城辺工場
1週間で2500㌧搬入
宮古製糖城辺工場の2018-19年産サトウキビの搬入は17日、開始から1週間を迎えた。搬入量は2578㌧。平均糖度は13・09度とわずかに基準糖度には達しなかったものの、雨続きの中での品質としては高い数値が出ている。
宮糖城辺工場は11日に原料(サトウキビ)の搬入を開始した。その後、15日に製糖操業を始めている。
同工場がまとめた開始1週間の搬入実績で、基準糖度(13・1~14・3度)帯に達している原料は全体の48・43%(このうち12・66%は基準以上)と高い品質を維持している。
1㌧当たりの農家平均手取額は2万1009円。
同工場農務部は「雨の影響を受けていることを考えれば糖度は良い」とし、天候の回復など気象条件に伴う品質の上昇を期待した。
今後の課題に原料の確保が挙げられる。雨が降ると機械刈りが止まって十分な原料を確保できない。このため、工場を止めざるを得なくなる。ここまでに搬入された原料は、手刈りが1149㌧、機械刈りは1429㌧。引き続き天候と原料の搬入状況をにらみながらの製糖操業が続く。
宮糖城辺工場管内の今期搬入見込み量は10万1500㌧となっている。台風や干ばつ等の自然災害に遭いながらも平年並みの収量を確保できる見通しだ。