長濱さん(平良中3年)優秀賞
「北方領土と沖縄」作文コン
第3回「北方領土と沖縄」作文コンクール(主催・県北方領土問題研究教育者会議など)の表彰伝達式が18日、平良中学校(池城健校長)で行われた。優秀賞を受賞した同校3年の長濱真央さん(15)に同会議の本村幸雄理事から表彰状が伝達された。
長濱さんは昨年の夏休みに豆記者として派遣され、北海道の納沙布岬で北方領土に住んでいた人たちからの話を聞くなどした。
その体験を「私の見た北方領土の今」と題した作文に綴り、見聞した思いなどをまとめ応募した。
「優秀賞の受賞は、本村先生からの勧めがなければ、無かった受賞。先生にはとても感謝し、うれしい。高校に進学しても、北方領土について、何か体験や取材ができることがあれば、それに挑戦して、自分の視野を広げていきたい」と、長濱さんは喜びと今後の抱負を語った。
池城校長は「今回の経験は視野を広げ、考えるきっかけになったと思うので、高校に進学しても、この経験を生かしてほしい」と受賞をたたえた。
同コンクールは昨年9月15日から10月30日まで作文を募集し、153作品の応募があった。その中から最優秀賞2点と優秀賞10点が選ばれた。宮古島からは長濱さんのほか、久松中学校の近藤花音さん(1年)と花岡穂香さん(3年)が優秀賞を受賞した。
同作文コンクールは沖縄県の中学生が北方領土に対する関心を高め、その知識を深めるとともに、歴史的な経過や国際法に照らして、北方四島が日本の固有の領土であることを正しく理解することを目的として、北方領土返還要求沖縄県連絡協議会と県北方領土問題研究教育者会議の共催で実施されている。