工期を1カ月延長/ 伊良部島小中一貫校校舎建設
市教委「開校式影響ない」
伊良部島小中一貫校建設工事で市教育委員会は23日、当初予定していた2月28日の工期を、1カ月延ばして3月29日にすることを決定した。工事が予定より遅れていることから、当初予定の工期内完了は無理と判断し、請負業者と日程の見直しを行った。同委員会は、開校式(4月7日)までには引っ越し作業は終了するとみており、始業式(8日)や入学式(9日)には影響はないとしている。
市教委が示した昨年12月末時点の建設工事進捗(しんちょく)率は▽校舎建築1工区64・95%(予定80・38%)▽同2工区52・29%(同74・63%)-。電気、機械、空調の各設備関係も予定をそれぞれ下回っており、校舎建築を含む全体では63・67%と、予定の76・90%を13・2ポイント下回っている。
市の工事担当者によると、工期の変更は珍しいことではないと指摘。各工事現場では技術員不足など全体的に人手不足が続いており、通常よりも工事を工期内に終了させるのは全国的に見ても難しい状況になっているという。
下地信男教育部長は「移転による引っ越し準備は進められている。1週間もあれば新校舎への引っ越しは可能」と話している。