プラザ棟建設に着手/リサイクルの拠点施設
学習やフリマなどに使用/来年4月供用開始
リサイクルに関する啓発拠点となる宮古島市リサイクルセンター建設工事(プラザ棟)の安全祈願祭が23日、同所敷地内で実施された。市や工事関係者が集い、くわ入れや玉串奉納を行い、工事の安全や工期内での完成を祈願した。市民がリサイクルを推進、実践するための施設となり、最終処分場の減量化にも寄与する。2020年4月の供用開始を予定している。
建物は鉄筋コンクリート造りの2階建て。建設面積は853平方㍍、延べ面積は1673平方㍍。総事業費は4億9968万円。工期は19年11月30日まで。
プラザ棟は、リサイクルに関する講座やイベントの開催、施設見学、リサイクル品再利用による貸し出し、無償提供、販売などを行う。民間団体への外部委託を基本とするが、供用開始から3年間は市直営となる。
安全祈願祭には工事関係者や地域住民、市職員らが参加した。施主である宮古島市の長濱政治副市長らがくわ入れしたほか、参加者が玉串奉納を行い、工事の無事完了を願った。
下地敏彦市長(代読・長濱副市長)は「プラザ棟建設でごみ処理施設の全体像が完成する。安全に工事を終え、市民に誇れる施設になることを願う」と語った。
同施設の機能としては▽修理・再生機能(家具工房・自転車工房)▽展示・提供機能(再生品展示・不用品情報交換・フリーマーケット)▽情報提供・学習(リサイクル体験・各種教室)▽地域活動の支援(講演会・イベント・地域活動)-を定めている。
工事は建築を佐平建設、電気設備を三和電気、機械設備を吉田産業がそれぞれ請け負う。