県産農水産物をPR
花と食のフェスが開幕
宮古、多良間からも出品
【那覇支社】「てぃだサンサン 食べたらがんじゅう沖縄産!」をキャッチフレーズに、「おきなわ花と食のフェスティバル2019」(主催・同推進本部)が26日、那覇市の奥武山公園で開幕した。開会セレモニーは同会場内のセルラースタジアム那覇特設ステージで行われ、推進本部の大城勉本部長(JAおきなわ理事長)、玉城デニー知事ら関係者が開幕のテープカットを行った。
同フェスティバルは、県産農林水産物や加工物などを県内外に広く周知・紹介する目的で2006年度から毎年開催され、今回で14回目を数える。
宮古島市や多良間村産の農水産物や加工品も数多く展示即売されるほか、品評会展示や表彰式も行われる。商品のおいしさを競う「おきなわ島ふ~どグランプリ」などの多彩な催しもあり、多数の来場で冬場の県内イベントとして定着している。今年も2日間で約18万人の来場者を見込んでいる。
開会セレモニーでは、大城本部長が主催者を代表して「県民、観光客にも広く県産農水産物と加工品を紹介する機会として、認知度を高めている。17年の県農業産出額は1005億円となり、2年連続して1000億円台を達成し、今後も生産向上に大きな期待を寄せている」「安全安心で新鮮な県産農水産物を通し、沖縄らしい食文化の創造と再発見を実感して頂けるイベントとして、多くの人に楽しんでもらいたい」とあいさつした。
来賓あいさつでは、玉城知事が「沖縄を代表するイベントとして県民に親しまれ、県の農水産業に大きく貢献しているものと、生産者ならびに関係各位に敬意を表したい。沖縄の農水産物の素晴らしさを世界に発信できるよう、県としても取り組んでいく所存だ」と述べ、関係者らを激励した。