交安活動たたえ表彰/中央大会
宮里さん夫妻、先嶋建設
第59回交通安全国民運動中央大会がこのほど、東京都で開かれ、宮古島地区交通安全協会顧問の宮里敏男さん(76)が交通栄誉章「緑十字銀章」を受章し、内助の功として妻邦子さんに感謝状が贈られた。また、先嶋建設(黒島正夫会長)が交通安全優良事業所として表彰された。宮古島署で30日、報告が行われた。
同栄誉章は、長年にわたって交通安全活動の推進に力を尽くしている個人・団体に対し、全日本交通安全協会長と警察庁長官が連名で表彰する。
宮里さんは、同協会長在任中、警察型人形「宮古島まもる君」を活用した3年間、交通死亡事故ゼロを達成した。交通秩序の確立など通算30年に貢献した功績が顕著として認められた。
一方、同事業所表彰は、地域において、交通安全運動を積極的に推進し、交通事故の防止に顕著な功績があった団体に贈られる。
先嶋建設は、宮古島の東西を結ぶ県道に超大型メッセージボード「ん~なぬ思い交通安全」を建造し、交通安全意識の醸成に多大な貢献をしていることなどが高く評価された。
報告で、宮里さんは「今後とも今回の受章に恥じないよう、力の及ぶ限り地域活動に貢献する」と決意を新たにした。
黒島会長は「全県の多くの企業の中から一社だけの表彰となり、びっくりで光栄である。これを機会に地域の交通安全のために一層頑張る」と気持ちを引き締めた。
前花勝彦署長は「受章と表彰を機会に、今後とも交通安全活動に尽力されることを期待する」と激励した。
同協会の新里孝行会長は「銀章はなかなか受章できるものではない。金章を目指してしっかり頑張ってください」と期待を込めた。
報告後、宮里さんと黒島会長は晴れ晴れとした表情を見せていた。