「ウチナーは魅力的」/親泊さん、平良中で出前講座
世界の県人との交流紹介
県文化観光スポーツ部交流推進課による「レッツ・スタディー・ウチナーネットワーク出前講座~世界のウチナーンチュとのつながり」が31日、平良中学校で3年1組の生徒を対象に行われた。世界のウチナーンチュと交流する「ウチナージュニアスタディ事業」に参加した同クラスの親泊まり奈さんがその感想などを紹介した。
親泊さんは昨年7月29日から8月4日に沖縄本島で開催された同事業に参加。さまざまなプログラムを通して世界各国のウチナーンチュと交流を深めた。
参加した理由について親泊さんは「おじいさんの兄弟がブラジルへの移民。移民に興味があり、もっと深く勉強したいと思った」などと説明した。
印象に残ったこととしては全員で練習したエイサーを挙げた。「本当なら私たちが海外参加者に教えるべきなのに、琉球國祭り太鼓の海外支部でエイサーを習っている参加者から教えてもらい、少し複雑な気持ちだった」としながらも「沖縄の伝統芸能であるエイサーに海外の人を引き付ける魅力があることを知り、うれしく思った」と語った。
最後に「たくさんのウチナーンチュがいろいろな国にいること、沖縄には人を引き付けることのできる魅力がたくさんあふれていることを知ってほしい」と呼び掛けた。
講座ではそのほか、沖縄の人が移民した理由や移民が始まった時期、現在のウチナーンチュの人数などをクイズ形式で紹介した。