宮古、インフル警報/保健所「予防策の徹底を」
県宮古保健所は1日、今年の第4週(1月21~27日)におけるインフルエンザ発生動向を発表した。患者の報告数は前週の113人からさらに増加して122人となり、1医療機関当たりでは30・50人となって「警報」が発令された。
期間中の学級閉鎖などは無かったが、インフルエンザによる入院は7人となっている。
市内の小児科医院によると、年明けから患者数は増加し続けているという。患者数の動向について同医院では「最近は少し減っている感じもするが週明けに患者数は伸びる傾向にあるので状況を見守りたい」と述べた。
第4週における年齢別の報告数は、最も多いのが「5~9歳」の18人。次いで「0~4歳」と「20~29歳」の15人、「40~49歳」14人などとなっている。
そのほか、二桁台の報告は「15~19歳」が13人、「50~59歳」、「60~69歳」がそれぞれ10人となっている。
県全体では今年の第2週から「警報」が発令され、第4週も継続している。
インフルエンザの感染経路は「飛沫感染」「接触感染」となっていることから同所では「学校や高齢者施設などの集団生活の場で流行しやすいので『咳エチケット』『食前、帰宅後の手洗い』などの予防策を徹底してほしい」と呼び掛けている。
そのほか、昨年11月ごろから同所管内で流行し続けているりんご病(伝染性紅斑)も警報が継続している。