買い物客にスマホで通訳/イオン琉球
インバウンド対応を拡充
外国人観光客が急増する中、イオン琉球(佐方圭二社長)がスマートフォンを活用した通訳サービスを2月から導入している。英語や中国語など10の言語の映像通訳オペレーターとつなぐシステムで、インバウンド対応を拡充させた。
外国人観光客の買い物の利便性、快適性の向上を目的に導入した。宮古地区ではマックスバリュの2店舗に「見える通訳」のアプリケーションを入れたスマートフォン(スマホ)が置かれており、いつでも多言語映像通訳サービスを利用することができる。
通訳できる言語は、▽英語▽中国語▽韓国語▽ポルトガル語▽スペイン語▽タイ語▽ベトナム語▽ロシア語▽フランス語▽タガログ語-となっている。
実際の使用方法は、外国人観光客からの問い合わせの受け答えに困った時、このスマホを使う。アプリケーションを開き、対象の言語を選べば通訳オペレーターとつながる。観光客や店員がスマホ画面を見ながら会話ができることからトラブル回避にも役立つ。
マックスバリュ宮古南店の垣花周作店長は「外国人観光客からの問い合わせに困ったとき、すぐオペレーターにつないで質問に答えられるので、インバウンド対応のサービスが向上している」と利点を強調した。