模範児童生徒に3人/市教育委員会
教育功労は野原さん
「市民大会」で表彰へ
宮古島市教育委員会(宮國博教育長)は6日、「教育の日」に伴う模範児童・生徒と教育功労者を発表した。模範児童・生徒には、西辺小6年の花城唯さん、平良中3年の親泊まり奈さん、宮古特別支援学校高等部3年の新里和馬君の3人が選ばれた。教育功労には、博愛の里上野地域づくり協議会の顧問、野原勝也さん(71)が選ばれた。17日に開催される「市の教育を語る市民大会」で表彰される。
会見で宮國教育長は「学校や団体から多くの推薦があり、選考委員会で決定した。4人は宮古島市夢実現助成事業の対象になる」と述べた。
この表彰制度は、他の模範となる児童生徒や教育活動で貢献のあった人を表彰し、その活動を支えることで優秀な人材を輩出、育成することなどが目的。
模範児童生徒の条件は、学校や地域社会で努力している▽社会に奉仕している▽文化、スポーツ面で著しい実績がある-など7項目で審査された。
教育功労は、学校教育実践活動に顕著な功労、功績が認められる者と、教育実践活動に顕著な功績があった学校関係職員などを審査し、表彰している。
花城さんは、児童会長として地域交流運動や美化活動でリーダーシップを発揮し、学業とスポーツの両面で好成績を挙げていることが評価された。
教育功労の野原さんは多年にわたり、青少年の健全育成活動や非行防止対策などに努め、放課後子ども教室の運営に尽力したことなどが認められた。
市夢実現助成事業は、児童生徒の人材育成と教育指導者の資質向上を図ることが目的。今回表彰される4人は、来年度の助成金の支給対象となる。
4人が表彰される「市の教育を語る市民大会」は、17日にマティダ市民劇場で開催され、俳優・タレントの武田鉄矢さんらが公開対談を行う。